多木化学4025メモ
大正7年設立の肥料会社。
兵庫県加古川市に工場、本社、賃貸不動産など46万㎡もの広大な土地を所有。
一部の土地を賃貸している。
賃貸不動産の含み益は90億円。
また、以下『』内は土地の含み益があるかを調べてみたもの(全部ではない)。
それなりに含み益はあるものの、工場跡地なので売却に制約がありそう。
『本社工場(兵庫県加古郡播磨町) 約15万㎡ 付近の公示価格は30,000円~73,000円。
30,000円で計算すると45億円。帳簿価額は約10億円。
千葉工場(千葉県市原市) 約1万1000㎡。 付近の公示価格は15000円。
1億6000万円。 帳簿価額は1900万円。
本社研究所(加古川市) 13500㎡。 付近の公示価格は53000円。
7億1000万円。 帳簿価額は3億円。』
財務内容は健全。
ただ買掛金に対して、売掛金の額が二倍と多いのが少し気になる。
事業セグメントは
アグリ 化学肥料など
化学 排水処理の水処理剤など
建材 石膏ボードなど
不動産事業 加古川の社有地を利用したもの
近年、利益が微減益傾向。
その理由として、原材料高騰があげられることが多いが、おそらく肥料、化学薬品がコモディティなため、他社製品と明確な差がなく、価格転嫁できていないことが原因ではないかと思われる。
ちなみに、これがセグメント別の利益率。
不動産の利益率がちょっと異常。
ただ、こうやって見ると、
化学品の利益率 8.5%
アグリの利益率 7.6%
とそれほど、利益率が低いわけではない模様。