片倉工業(3001)メモ
1873年に繊維業として発祥。
現在のセグメントとしては繊維事業、医薬品事業、不動産事業、機械関連事業など。
前期のセグメント構成比。
不動産関連で利益を上げているが、他のセグメントのお荷物具合が見て取れる。
コクーンシティなどの不動産事業は今後も成長を期待できる。
ここ数年、不採算事業からの撤退、希望退職の実施などによって構造改革を進めてきた。
これは香港系のアクティブファンド、オアシスが8%の株を持っており、経営陣にプレッシャーをかけていることが関係している。
膨大な含み資産
明治時代からの古い企業ということもあって、全国各地に不動産を持っている。
上記画像のさいたま新都心の面積は129,749㎡。
近くにさいたまスーパーアリーナがある一等地。
この土地の帳簿価額はなんとたったの42百万円でしかない。
この例のように賃貸不動産の含み益だけで、900億以上の含み益があるので、おそらく全体の含み益は1000億円を超えるものと思われる。
現在の時価総額は450億程度。